創刊号/08年10月発売 (完売しました)
仕様:B5判本文112P 価格:700円(本体価格/648円)
創刊号の特集テーマは「北海道を探しに行こう」。 松浦武四郎がこの大地の名を北海道とした地、「天塩川」を探訪。 そして、開拓使の名残を今に伝える「五稜星」についてのレポートと考察。 さらに、地域に根差す「食」から北海道を探した「食は地にあり」の3大特集。
vol.2冬号/09年1月発売 (完売しました)
09年冬号の特集テーマは「人を動かすモノとコト」。 この北の大地で、人が人のために、あるいは人が地域のためにできることは何か。 オホーツクエリアと道央の空知エリアを訪ねます。 また、創刊号特集で紹介した「天塩川」を引き続き探訪。 科学のフィールドとしての「天塩」にフォーカス。
vol.3春号/09年4月発売 (完売しました)
09年春号の特集テーマは「交流・行き交う人々」。 古くから北海道と本州をつなぐ交流拠点であった津軽海峡圏域。 この海峡を“道”とする文化の行き交いと新たな潮流を探訪します。 また、旧道、山道、川の道から現代のフットパスまで、 さまざまな道を介しての交流と足跡を各地に訪ねます。
vol.4夏号/09年7月発売 (完売しました)
09年夏号の特集テーマは「古本と。ジャズと」。大人は読書をすれば、音楽も聴く。最新刊かも知れないし、クラシッ クかも知れない。しかし、カイとしては「古本」と「ジャズ」の前を素通りするわけにはいかない。しかも、この2つ の特別な存在は、どうやら地域と深い関係にあるらしい。
vol.5秋号/09年10月発売
09年秋号の特集テーマは「風土と建築」。明治期、北海道は近代化日本の壮大な実験場として開拓と拓殖を、またその後も疾風怒涛ともいえる開発を繰り返しながら、その景観を塗り替えてきた。各地に点在する土木遺構、あるいは現在の建築物や街並みに“異国・北海道”の来し方行く末を探してみます。
vol.6冬号/10年1月発売(在庫僅少です)
10年冬号の特集テーマは「大人の温泉旅」。寒い、忙しい、疲れた。ああ、ゆっくりのんびりしたい。となれば、温泉でしょう。カイは、連泊の温泉旅。「山あいの秘湯」「まち旅の温泉銭湯めぐり」、そして「雪遊びと温泉」。湯宿に流れる時間にもとっぷりつかる。日常という衣を脱ぎ捨てて、心までぬくもる。カイの温泉特集、さてその効能は?
vol.7春号/10年4月発売 (完売しました)
10年春号の特集テーマは「新しい北海道模様」。網走の北方民族博物館コレクションに見る「北の民の美しき日常」、アイヌ・エコシステムからの問い「越境する考古学」、気鋭の政治思想学者・中島岳志氏のインタビュー「住民力を鍛える」などで構成。また、アートシーン、農ジャンルにも、フィールドを広げ、新しい北海道模様を探しに出かけます。
vol.8夏号/10年7月発売 (完売しました)
10年夏号の特集テーマは「宮澤賢治の観光案内」。大正13年5月に花巻農学校の教諭として、修学旅行の生徒を引率してきた北海道への旅に着目。宮沢賢治というファクターを通すことで見えてくる道央3都市の今を、「観光案内」。また、「銘菓茶話」「発見!ウワサの地元グルメ」「農ある風景」「サッポロ・ミツバチ・プロジェクト」の連載もスタート。
vol.9秋号/10年10月発売 (完売しました)
10年秋号の特集テーマは「幕末は蝦夷地から始まった」。時は幕末。欧米列強にとって蝦夷地は世界に一つの特別な場所だった。ロシアに対して諸藩のサムライたちが決死の警固にあたった宗谷、フランス軍との関わりが深かった箱館、独自の経済システムを持ち無高大名として名をはせた松前。国際社会の矢おもてに立っていた北の史実を道内各地に探る。
vol.10冬号/11年1月発売 (完売しました)
11年冬号の特集テーマは「北海道の日本酒」。明治初期は、開拓使の時代。北海道各地に蔵元が並び建ち、地域に根ざした酒が造られ始める。港町、炭鉱、商都、農村…。土地の生き様を背負った酒は、語り継がれ、飲み継がれて今を生きている。そんな蔵元を訪ね、土地と人と酒の物語に酔ってみる。ほっこり温まる大人の時間に包まれる冬号「カイ」。
vol.11春号/11年4月発売
11年春号の特集テーマは「庭への旅、庭からの旅」。日本庭園の伝統をほとんど持たない北海道で、庭はいつ、どのように始まったのか。北海道における庭の歴史を振り返りつつ、生命力あふれる花園をめぐり、大地に花開いた景観と植栽、そして暮らしのありようを考えます。さらに、冷涼な北海道ならではの、色鮮やかな美しいローズガーデンも必見。
vol.12夏号/11年7月発売 (完売しました)
11年夏号の特集テーマは「馬が拓いた北海道」。競走馬の故郷であり、世界で唯一のばんえい競馬の地であり、戦前は軍馬の生産地としても名を馳せた北海道。北海道人を指す「どさんこ」も、東北地方から導入された和種馬にちなんだもの。荷を運び、土地を耕し、人々を熱狂させてきた馬たちの系譜をたどりながら、馬と共にある北海道の今を伝えます。
vol.13秋号/11年10月発売
11年秋号の特集テーマは「北海道のワイン 2011」。明治9年、開拓使は麦酒醸造所とともに葡萄酒醸造所を同じ敷地内に設置。これが、北海道が日本のワイン発祥の地の一つに数えられる所以だ。そしていま、道内には20以上にもおよぶワイナリー・ヴィンヤードが存在。北海道とワインの歴史、ワインをめぐる人々、そして地域資源としてのワインについても注目。
Vol.14冬号/12年1月発売 (完売しました)
12年冬号の特集テーマは「やっぱり本が好き」。本や書店を取り巻く環境は楽観できるものではないが、人々が「本」から遠ざかっているわけでもない。ウワサの本の"在り場"を訪ねてみると、ひと昔前とは違う本との出会いが広がり、その選択肢も多様化している。本そのものはもちろん、本を取り巻く人や本屋さんも紹介。
Vol.15春号/12年4月発売
12年春号の特集テーマは「映画と話をしよう」。昭和の名だたるシリーズに登場した"ロケ地北海道"は、多くの映画祭の開催地でもある。各地で市民映画が制作され、そこには映画の魅力を伝道する人がいる。さらに、「コンテンツ特区」の始動に加え、新進気鋭の映像集団の活躍も目覚ましい。映画や映像が持つ力を通して北海道を見る。
Vol.16夏号/12年7月発売
12年夏号は、本誌では初の"街"特集「観光知。函館」。幕末から続くサイエンス都市であった函館には、長い鎖国によって停滞した科学技術があり、それらは「奉行諸術調所」の設置によって高められた。"箱館"をひも解き、新たな魅力を伝える。
Vol.17秋号/12年10月発売
12年秋号の特集は「羊たちの北海道」。明治期から北海道のイメージを形づくってきた有力なアイコンのひとつである「羊」。めまぐるしく変わってきた畜産史を歩んできた羊たちを通して北海道を眺める。羊飼いの挑戦や羊毛のプロダクツなども紹介。
Vol.18冬号/13年1月発売
13年冬号の特集は「森と暮らしたい」。北海道は、その総面積の約7割を森林が 占める "森の島"。森とつながるまち、ひと、企業や森とモノづくりなど、気づけば意外と身近にある北海道の森と日々の暮らしの関係を伝える。
Vol.19春号/13年4月発売
仕様:B5判本文120P 価格:700円(本体価格/648円)
13年春号の特集は「駅で会いましょう」。 "北海道を探しに行く"ための具体的な指針として『すこやかしこ』という合言葉が加わりコンテンツもデザインも衣替えしたリニューアル号。特集「駅で会いましょう」では北海道の駅と駅前の現場をカイが訪ねた。
Vol.20夏号/13年7月発売
13年夏号の特集は「あの小樽に、この室蘭」。日本海へ開かれた「小樽」、そして太平洋側に位置する「室蘭」。いずれも明治から昭和にかけ北海道の近代化を牽引し、日本を支えた港湾都市。この2つの港まちをつなぐ "糸" を探しに出かけてみた。カイならではの大人的散策、どうぞごいっしょに。
Vol.21秋号/13年10月発売
13年秋号の特集は「ものづくりと、つくり人」。ものがあふれる時代にあって、ものづくりとはどういうことなのか。カイが歩いて出会った、北海道のつくり人たちのいまをお届けします。
Vol.22冬号/14年1月発売
14年冬号の特集は「鮭をめぐる旅」。鮭のそもそもをあらためて探しに出かけました。鮭が回帰する道内各地はもちろんのこと、新潟村上にも取材。「鮭の旅」を旅する特集号です。「KAI 鮭革クラフトプロジェクト」連載も開始。
Vol.23春号/14年4月発売
仕様:B5判本文116P 価格:700円(本体価格/648円)
14年春号の特集は「行ってみたくなる図書館へ」。人が集い、手をつなぎ、まちが変わっていこうとしています。その場所は、図書館。無料で本が借りられる"公共施設"から、まちの新たな"ひろば"として、図書館が動き始めています。
Vol.24夏号/14年7月発売
14年秋号の特集は「北前船、そして越後人」。北前船を軸に、いまの北海道に続くルーツを越後の国にたどってみました。蝦夷島の生い立ちと、北海道の明日への針路をさぐる誌上船旅をお愉しみください。
Vol.25秋号/14年10月発売
14年秋号の特集は「次世代のチーズ&ワイン」。 北海道は日本におけるナチュラルチーズの一大産地であり、最近では国産ワインの産地としても注目を集めています。ここ数年、一段ギアを上げた感のある、北海道のチーズとワイン。その現場ではいま何が進行しているのでしょう。道内各地の工房を訪ねました。
Vol.26冬号/15年1月発売
15年冬号の特集は「青森を探しに行こう」。 津軽海峡を隔てて隣り合う北海道と青森。アート、まち歩き、刺し子、出版にたずさわる人々を訪ね歩き、青森のいまを見聞きしました。また、縄文時代から長い期間北海道と一体だったつながりの歴史も一望しました。食特集では発酵食品に注目。
Vol.27春号/15年4月発売
仕様:B5判本文112P 価格:700円(本体価格/648円)
15年春号の特集は、ずばり「市場、行く?」。いまなお元気で魅力的な北海道内の市場を取材、いま市場がまちにある意味を考えました。KAI Interviewは、作家で北海道立文学館館長の池澤夏樹さん。食特集は道産素材のコスメに注目。
Vol.28夏号/15年7月発売
15年夏号の特集は「ビールの現場へ」。明治期に麦酒醸造所が創設され、現在では、大小20もの多様な醸造所が切磋琢磨し共に生きるビールの大地、北海道。ビール愛に満ちた人々の現場から、その心意気と熱気をお伝えします。KAI Interviewは、国際山岳医の大城和恵さん。
Vol.29秋号/15年10月発売
15年秋号の特集は「港まちの引力」。物流拠点の大きな港、カモメ飛ぶこぢんまりとした漁港、それぞれにこの地ならではの個性あり、発見あり。何より「港のあるこのまちで、何かできることを」と、前を向く人々のひたむきな行動力に勇気づけられる。港々に魅力あり、人あり。 KAI Interviewは小説家の桜木紫乃さん、食特集は北海道産の食用油にフォーカス。
Vol.30冬秋号/16年1月発売
16年冬号の特集は「雪氷礼賛」。「雪は魂を記録する」とは欧米の言葉。魂(soul)と足の裏(sole)の発音が同じことから、というが何とも意味深い。さて、雪に生きることを当たり前のこととして受け止めてきた私たちに「魂」はあるだろうか。パウダースノーの森で、北海道を探してみよう。
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