プロローグ
まちづくり。普段、何げなく使う言葉の一つでありながら、その意味やイメージをきちんと人に伝えることは難しい言葉でもあります。誰かが動くことで何が変わり、どのような新しい価値やネットワークがまちや人々の間に生まれ、どう展開が広がっていくのでしょうか。
2021/08/11
自由に楽しく「好き!」を発信する、えべつセカンドプロジェクト
まちのPR映像を作ったり、バーチャルな町を提案したり。コロナを機にネットラジオを始めるなど、多彩な方法で江別の魅力をアピールし、市内外から注目を集める「えべつセカンドプロジェクト」。“江別大好き!”な市民有志による活動は、自由で愉快なまちの模様を紡ぎ出している。
2021/08/11
イベントスペース? 地域の交流の場? まちづくりの拠点? ひとことではうまく説明できない空間が、旭川の買物公園にある。その名も「まちなかぶんか小屋」。椅子を50脚並べると満杯の小さな小屋に秘められた大きな力とは?
2021/08/11
学び舎を、まちと人をつなぐ拠点に。浦幌町「TOKOMURO Lab」の試み
一次産業が中心の小さなまちにとって、過疎化は大きな問題だ。そんななかで浦幌町は、教育を基盤としたユニークな事業を次々と立ち上げ、若者の起業や協同企業の設立へとつなげている。その拠点が「TOKOMURO Lab(トコムロ ラボ)」という一風変わった施設だ。
2021/08/18
2020年10月、北海製罐(株)小樽工場の第3倉庫で解体が検討されていることを知った峰尾光人(みねお・こうと)さんは、知り合いに声をかけて「第3倉庫の次世代活用を考える若者ネットワーク Non-.」の活動をスタートした。ゆるやかにつながるまちづくりとは。
2021/08/25
高校生の思いを地域課題とリンクさせ、まちづくりのアイデアを考える「さっぽろまなびまくり社」。SDGsといったグローバルな視点を取り入れ、札幌市南区の真駒内エリアで始まった試みは、札幌の高校生たちによる2期生の活動が今年も本格化。林匡宏代表に話を聞いた。
2021/09/01
真面目にふざける。それがクスろのモットーだ。まちづくりや市民活動というと、ちょっとおカタく感じてしまうが、クスろには当てはまらない。釧路のまちに山積する課題に、今までにないユニークな目線で向き合う彼らは、一体何者なのだろう?
2021/09/15
まちづくりは誰のため? 北海道一小さい村で活動するnociw*(ノチウ)
北海道で一番人口の少ない音威子府(おといねっぷ)村。2021年1月1日時点の村の総人口は699人に過ぎない。そんな小さな村でまちづくりに取り組む若手グループが注目を集めている。いったいどのような活動をしているのだろうか。
2021/09/29
ネットとは違うリアルモールの役割とは? 三井アウトレットパーク 札幌北広島が模索した、まちづくりのかたち
国内に13カ所ある「三井アウトレットパーク」。都心部から離れた施設が多いなか、三井アウトレットパーク 札幌北広島は道都・札幌の中心部から車で30分圏内とアクセスが良いのが特徴だ。地域に溶け込み、地元住民でにぎわいをみせる理由を探ってみた。
2021/09/08
サイドストーリー:もうひとつのブームタウン
北海道では、まちの誕生自体が記録に残るケースが少なくない。何もない土地に石炭などの天然資源が見つかって、あるときを境に突然集落が生まれるからだ。しかし一方で、近世にはそんなブームタウンとは成り立ちのちがうものもあった。幕府が東北諸藩に命じた、北方警備のまちだ。
2021/10/06
アイヌを主語にした北海道史も構想されるようになった現在。この島の歩みはいっそう多様な表情を帯びるようになった。ならば、侍たちを主語にすれば北海道はどう描けるだろう。よく知られる仙台藩の亘理家や岩出山家の集団移住にずっと先駆けて、幕府の命で蝦夷地に渡った人々がいた。
2021/10/13
ロシアにおびえた幕府が東北諸藩に命じた北方警備は、蝦夷地と各藩の歴史に新たな局面をもたらした。重い負担にあえいだ諸藩の内情は、現在ではほとんど知られていないだろう。しかし彼らの辛酸は、近代を動かすさらに大きな力と結ばれていた。そのことをひとりの人間から辿ってみたい。
2021/10/20
ロシアに備えた蝦夷地警備に、マシケでは秋田藩が動員された。そのあらましは、元陣屋があった場所に建てられた交流施設で見てとることができる。本シリーズ最終回の主役は、秋田藩士と明治以降の秋田衆だ。命をおびやかす北方のきびしい冬の先に、彼らは何を見たのだろうか。
2021/10/27