札幌大通公園の花壇。近づいてじっと見ていると、ミツバチの小さなすがたを見かけることがあります。さっぱち(サッポロ・ミツバチ・プロジェクト)のミツバチでしょうか。わき目もふらず忙しそうです。
私たち人間は、どうしても花壇に咲くような華やかな花に目をうばわれがちですが、ミツバチたちは、私たちが「これも花?」と思うような花にも、蜜を求めて飛んでいきます。
人々の足もとをすりぬけて、低い草地に。ぐんと背の高い街路樹や原生林の木々たちに。控えめで花にはとても見えないような道ばたの草花や、菜園の花にも、ミツバチたちは飛んでいきます。
花が蜜を出すと、ミツバチにはそれがわかるのです。不思議。
みなさんがまちを歩いているときにも、思いがけない場所で、働くミツバチとすれちがっているかもしれませんね。