名寄市風連町の豊里地区で農業を営む及川友和さん。一見こわもての風貌なのだが、実はとても穏やかな農家の4代目だ。
市内の高校を卒業後、十勝の本別町にある道立農業大学校の畑作・園芸コースで学び、実家に戻ってきた。以来20年近く、21ヘクタールという大規模な農地で、もち米のほか小麦、大豆、スイートコーン、長いもといった作物づくりに励んでいる。このコーナーに登場していただいた「ベーカリーいしだ」でもスイートコーン(ゴールドラッシュ)をはじめ、及川さんの農作物も使用している。
そして、もち米日本一の里・名寄市で毎年開催される、なよろ産業まつりのもちつきチャンピオン決定戦で4期連続王者に輝き、昨年「名誉もち大使」となった名人でもある。
そんな及川さんが「思い切り腹が減った、ガツンとしたものを食べたい。そういう時に注文するのが松葉屋食堂のカツカレー炒飯です」。
松葉屋食堂は場所を移しながら、店主が変わりながらも風連地区で長く営業している「まちの食堂」だ。
店主の佐藤きみさんによると「もう10年近く前になるのかな、お客さんから炒飯の上にカツを乗せてとリクエストがあって。そしたら次にはカレーもかけて、やがて定番になったの。ラーメンのトッピングもお客さんからの要望で始まったメニューもあります。もちろんカツカレーラーメンも」とのこと。
確かにガツンとしたボリューム感だ。そして想像以上にカツカレーと炒飯がマッチしている。
「カツカレー好き、炒飯好きなら一度は足を運んでほしいですね」とは及川さん。