まちの人に聞いて見た「あの風景、この味、お気に入り」。

パンと花とキャンドル作家

加藤明恵さん

加藤さんは地域おこし協力隊として3年前、千歳市から滝川市へ移住した。以前は介護の仕事に就き、キャンドル作りが趣味だったが、今は仕事として制作し、キャンドルを通じて滝川を発信する。
「菜の花のキャンドルをもっと作ってみたいと考えていた時期に地域おこし協力隊の募集がありました。菜の花といえば滝川なので、すぐに応募しました。趣味が仕事となり大変なことももちろんありますが、滝川に来て本当によかったと感じています」
まちの中心部にある工房兼店舗の「滝川クリエイターズショップ匠」内に“キャンドル工房キミノアカリ”として加藤さんのキャンドルが並んでいる。お話しを聞いている途中に来店した親子連れの小さな女の子が目を輝かせてキャンドルを眺める姿が印象的だった。関東や関西の大手百貨店でも取り扱いされ、SNSを通じて全国から注文が舞い込む。今年度で地域おこし協力隊の任期は切れるが、来年度以降もここでキャンドル作家として活動することを決めているという。

そんな加藤さんが滝川の自慢としてあげてくれたのは2軒のお店。
「パネトーネは天然酵母を使用した人気のパン屋さんです。店内にはイートインコーナーもあり、ランチも提供しています。地元食材にこだわり、何を食べてもハズレなしです!」
開店して8年、『パネトーネ(panettone)』の客足は途絶えない。大量生産ではないので、午前の早い時間に立寄るのがおすすめ。

「もう一つは山根生花店です。ここのお花を私もよく使うのですが、季節ごとの定番はもちろん、他ではなかなか見かけない珍しい花も品揃えしています。とにかくお店に足を運ぶだけで楽しい気分になります。見せ方もオシャレで、若い女性に大人気のお花屋さんです」。

民家を改装した『パネトーネ』店内。一番人気はカンパーニュ(北海道滝川市西町5丁目5-59)

滝川の中心部に店舗を構える『山根生花店』(北海道滝川市本町1-3-1)

加藤さんのキャンドルが並ぶ『滝川クリエイターズショップ匠』(北海道滝川市栄町2丁目1-1)