小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第12回
(日本語) コシャマイン記(鶴田知也著)
あらすじ
セタナの酋長ヘナウケは六つの集落を率いて蜂起するが、松前藩の騙し打ちにあい殺される。その子コシャマインは、母や従者と逃亡生活を送ったあと、ユーラップの酋長イトコイの庇護を受け、ユ―ラップ川上流に隠れ住む。しかし、彼らに待っていたのは、和人の奸計による悲惨な結末だった。
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鶴田知也
(つるた・ともや)
1902~88年。福岡県北九州市出身の作家。「文芸戦線」の同人となりプロレタリア作家として出発し、『コシャマイン記』、『北方の道』、『ハッタラはわが故郷』など八雲を舞台にした多くの作品を書いた。農業問題にも関心が深く、のち文学の世界から遠ざかり、晩年はもっぱら農業の専門家・指導者として過ごした。
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