小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第18回
(日本語) 阿寒に果つ(渡辺淳一)
あらすじ
残雪のなか、阿寒湖に近い釧北峠で美少女天才画家時任純子の自殺体が発見された。20年後、高校の同級生で恋人だった38歳の田辺俊一は、純子の思いを辿るため親密だった人に順に会い話を聞く。様々な視点から浮かび上がる純子像が、俊一の新たな傷となり、かつ癒しとなる。
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渡辺淳一
(わたなべ・じゅんいち)
1933~2014。北海道空知郡砂川町(現上砂川町)に出生。本名同じ。医業と並行して同人誌で執筆活動したのち、昭和44年上京、作家専業となり翌年直木賞を受賞する。医療をテーマとした小説、恋愛小説、エッセイ等作品多数。80歳で死去。
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