小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第54回
(日本語) 函館水上警察(高城高)
あらすじ
明治中期、函館水上警察署は多くの外国船が寄港する函館港界隈の治安維持にあたっていた。港内に密猟船の西洋人水夫の死体が揚がり、水上署が事件を追う。アメリカ放浪の経験を持ち、洋刀(サーベル)を腰に帯びた五条警部が犯人に迫る。
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高城高
(こうじょう・こう)
1935年~。函館市生まれ。大学在学中の1955年、『X橋付近』でデビュー。北海道新聞社勤務中に数々の作品を発表、日本のハードボイルド小説の基礎を築いた1人と言われる。その後の中断を経て、37年ぶりの著作が本作である。
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