小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第60回

(日本語) 銀河鉄道の青い花(冬村勇陽)

あらすじ

東京の出版社に勤める梛代(なぎしろ)秀は、札幌の文芸誌編集長として招かれるが、妻鈴菜は一緒には行かないという。夫婦は別々に暮らすことになり、秀は札幌へ赴任して新しい仕事に没頭する。だが、鈴菜の友人からの手紙で鈴菜が重病だと知り、急ぎ帰京する…。

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冬村勇陽(ふゆむら・いさひ)

札幌市在住の作家。平成9(1997)年『天北の詩人たち』ですばる文学賞、同17(2005)年『この秋は』で三田文学新人賞候補。その他主な著書に『海をめぐる歌』、『ノヴァーリス浪漫』、『夢見る窓』など。
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