プロローグ
昆布はユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」の根幹をなすものであるとともに、古くは明治維新を裏で支えた存在でもありました。そして北海道は、世界にほかにない豊かな昆布の海に囲まれた奇跡の島ともいえます。昆布をめぐるまちと人々の特集です。
2025/08/27
出汁や昆布巻き、つくだ煮など日本の食卓に欠かせない昆布。日本の漁獲量のおよそ95%が北海道産で、和食文化を支えてきた。その海での姿、皆さんはご存じだろうか。生物としての「コンブ」について、国内でも数少ないコンブの研究者である北海道大学の四ツ倉典滋教授に聞いた。
2025/08/27
世界が注目する「和食」を根本から支えているだし文化。スペインの一流シェフたちが驚く、京都の老舗料亭が大切に守り続ける昆布の底力を私たちは、今まで誇りに感じてきただろうか。和食文化国民会議の地域特派員でもある旭川市立大学の遊佐順和教授に会いに行くことにした。
2025/09/03
「昆布を鏡餅のどこに飾りますか」と問われて、戸惑う人は多い。北海道に暮らす人の多くは、お正月に飾る鏡餅を思い浮かべたとき、昆布を一緒に飾る光景を想像できないからである。しかし、全国的に見ると、この問に対して驚くほど多様な答えがあることに気づかされる。
2025/09/10
昆布から始まった鹿部町。国内外から注目を集める、昆布の体験観光とは?
渡島半島の太平洋側、内浦湾(噴火湾)の出入口に位置する鹿部町。江戸時代初期の1615(元和元)年、良質な昆布を求めて南部(青森)から漁民が移住してきたことが、まちの始まりとされている。その鹿部町がいま力を入れているのが、昆布をテーマにした体験観光。2024年度、インバウ...
2025/09/17
7月2日、少し広めの教室に小学4年生の2クラス、62名が入ってきた。どの子も何が始まるのかへの期待で高揚したオーラを放っている。新たな「学び」に対する、純粋な興味とワクワク感がいっぱいなのだが、それはおよそ90分の授業が進むにつれてむしろ高まっている感じがした。
2025/09/24
人も食材も土地も北前船がつないだ 「祖父・幸作は生地に生まれ、16歳の時に利尻に渡ったと聞いています。大正9(1920)年、20歳のときに創業し商人をしていました」。 黒部漁港からすぐの本社店舗に飾られた幸作さんの「全國 […]...
2025/10/08
日本の和食文化を支える利尻昆布~日本列島最北の島の海に育む昆布現況
清澄で香り優雅な利尻昆布は京料理や宮廷儀式、点心茶事として京都の和食文化を支えてきた。利尻島において鰊漁に次ぐ海産物として200年続いている利尻昆布漁。しかし鰊漁の終わりに付随して昆布の不漁による厳しさに見舞われた島経済。利尻昆布はどのようにして乗り越えたのだろうか。
2025/10/15
サイドストーリー
サイドストーリー1
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2025/10/22
サイドストーリー2
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2025/10/29
サイドストーリー3
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2025/11/05
サイドストーリー4
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2025/11/12