三笠ジオパーク

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谷口雅春-text 露口啓二-photo

三笠市立博物館

各地の研究者や地域の化石マニアがあつめた膨大なアンモナイトの化石や、のちに国の天然記念物に指定されたエゾミカサリュウの化石、そして炭鉱を軸にしたまちの歴史資料をもとに、1979(昭和54)年に開館。質・量・研究実績ともに日本を代表する、息を飲むほどのアンモナイトの博物館だ。
裏手には野外博物館がある。幾春別川にそっておよそ1億年前と5千万年前の地層が露出していて、この地の太古に直接ふれることができる。じっくり歩けば往復で小一時間。旧幾春別炭鉱錦立坑櫓(たてこうやぐら)や石炭の露頭、アンモナイトが見つかる代表的な地層である三笠層など、三笠の大地の営みがリアルに迫ってくる。館内の展示を見た上でぜひ歩いてみよう。

北海道三笠市幾春別錦町1丁目212-1
TEL:01267-6-7545
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)・12月~3月の祝日・年末年始
入館料 高校生以上450円(650円)、小・中学生150円(250円)、小学生未満無料(無料) *( )内は三笠鉄道記念館との共通入館券
WEBサイト

 

三笠鉄道村

日本で最初の産業鉄道である幌内線旧幌内駅一帯に作られた、大規模な鉄道博物館。館内には、明治・大正・昭和の時刻表や制服、部品などをはじめ、「D51」や「弁慶号」など数々のSL模型も展示。敷地内では往時の鉄道車両たちが動態・静態展示されていて、なんと本物のSLを動かす講習を受けることもできる。
三笠市本町の旧三笠駅一帯には、芝生広場や野外ステージ、往時の駅舎や列車などが展示されたクロフォード公園がある。

幌内ゾーン
北海道三笠市幌内町2丁目287
TEL:01267-3-1123
開館時間 9:00~17:00
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、10月16日~4月15日(冬期間)
入館料 高校生以上530円、小・中学生210円 小学生未満無料(三笠市立博物館との共通入館券は上記参照)

三笠ゾーン(クロフォード公園)
北海道三笠市本町971-1
TEL:01267-3-1240 


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