明治の道南の豊かさを思う。

マダカアワビ

写真提供/市立函館博物館

写真提供/市立函館博物館

1881(明治21)年に松前小島(松前町沖)周辺で漁獲された、貝類標本。

全長24cmもあり、このクラスのアワビは、今日ではほとんど見ることができない。明治期の道南の海の、けた違いの豊かさをしのばせる貴重な標本。

谷口雅春-text