ミツバチが、巣からどのくらい遠くまで飛ぶのか、みなさんはご存知ですか。
セイヨウミツバチの行動範囲は、巣から半径およそ3kmと言われています。近くに花がたくさん咲いている場合は、そこまで遠くに行かないかもしれません。
サッポロ・ミツバチ・プロジェクト(さっぱち)の巣箱は、札幌大通でも「四丁目」と呼ばれるエリアにあります。ここから半径3km以内にあるさまざまな花を求めて、せっせと飛びまわっているのです。
たとえば、石川啄木の歌にも登場しているのがニセアカシア。甘い香りに誘われてふと見上げると、白い花がたわわになって咲いています。背が高い木ですが、もしも近づいてみることができたら、ミツバチたちが働く姿を見られるかもしれません。
ほかにも、「四丁目」から半径3km以内には、花が咲く草木がたくさんあります。ミツバチの目でまちを見てみると、いつもと違った景色が見えてくるかもしれません。