小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第69回

(日本語) ぼくらの町がきえた(小林陽子)

あらすじ

奥尻島在住の小学6年生裕次は、剛太と巧の3人で夏休みの旅行の計画を立てた。その夜、島全域で地震が発生し、数分後に巨大津波が襲う。裕次は妹のさゆりの無事を確認するが、両親と祖母は行方不明に。2人は家族を探しながら、島の壊滅状態を目にする。

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小林陽子(こばやし・ようこ)

1944(昭和19)年~。千葉県出身。東京外国語大学外国語学部フランス語学科卒。日本児童文学者協会会員。代表作に、『カムイチェプ神の魚』、『ハルさんのすてきなしごと』。
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