特集
内務省所管の野幌林業試験場が野幌森林公園の志文別に創設されたのは、1908(明治41)年のことだった。現在の登満別園地の南の一角だ。それに伴い野幌官林はすべてこの試験場の付属試験林となる。今回は、野幌の森をめぐってその前後の時代をスケッチしてみよう。
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江別市と札幌市、そして北広島市にまたがる平地に約2,053ヘクタールもの森が広がっている。道立自然公園野幌森林公園だ。大都市圏に隣接したこのかけがえのない樹林をめぐるストーリーを綴りたい。第一回の入口は、本特集でもふれた、北海道林木育種場をめぐる挿話だ。
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現在、江別市内を走る鉄路はJR函館本線のみだが、かつては江別港から荷物を運んだ人力軌道、当別までの悪路を結んだ江当軌道、産炭地から石炭を運んだ夕張鉄道、国鉄本線から製紙工場、火力発電所、鉄鋼工場まで引き込んだ専用線が存在し、江別は想像以上に鉄路が密集するまちだった。その...
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歴史にもしもはないのだが……江別の「もしも」に登場してもらうのは、ニッカウヰスキーの創始者・竹鶴政孝である。竹鶴が北海道で最初に蒸留所の最適地として目をつけたのは、石狩川河畔の江別だった。竹鶴の視点でまちを眺めてみると、おもしろい江別の歴史が見えてくる。
美と知の巡礼Ⅱ
「奥寺家の神棚」には炊き上げてないはずの、百年近くにわたる御札が大量に残されている。この神棚は弁才船に乗せられていたものらしい。また、余市町は北海道の考古学にとっても重要な地。大川遺跡からは墓が多く見つかっており、副葬品のガラス玉から見えてくるものとは。
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江別は小麦のイメージだが、主要作物は水稲。江別産米を広めるため地酒づくりに動き出した人たちがいる。その熱意に応えたのが栗山町の小林酒造。市、地元取扱店、飲食店もタッグを組み、特別純米酒「瑞穂のしずく」が2000年に誕生、その後は酒造好適米の生産にも歩を進めている。
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現在の江別は農業のまちでもあるが、かつては農作物が育たない原野、スポンジのようにたっぷりと水を含んだ泥炭地が広がっていた。江別、当別、新篠津、月形の4市町村を貫く全長約23kmの「篠津運河」を掘削し、実り豊かな水田に変えた物語をたどる。
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ある時代の記憶や精神を次の世代が引き継いでいくには、どんな方法が有効だろう。まず口伝えや書物、映像などが思い浮かぶだろう。加えて、生身の身体の振る舞いを使う民俗芸能も欠かせない。入植者たちが母村とのつながりを大切にするために伝えた、野幌の神楽について学んでみた。
赤れんが テラス5階の「眺望ギャラリー」に足を運んだことはあるでしょうか。ここ、実はアートの展覧会や、いままでにない(!?)大人の部活動が開催されたりしている「人々の交流と創造のスペース」なのです。3階にある専用エレベーターのボタンを押してみてください!
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2大学のコラボでカフェの新メニューを開発! 江別市教育委員会の声掛けで始まった産学官のワークショップ
4つの大学に約1万人の大学生が通う江別。だが、江別のまちをよく知らないまま卒業してしまう学生も少なくないらしい。もっとまちを知ってほしい、若者のパワーを生かしてほしい。そんな思いから始まったのが、北海道林木育種場旧庁舎のカフェの新メニュー開発ワークショップだ。