越冬していたミツバチが帰ってきました。5月上旬。場所は、札幌都心のビルの屋上、地上30mの蜂場(ほうじょう)。今年7年目を迎えるさっぱち(サッポロ・ミツバチ・プロジェクト)のメンバーが、毎年心待ちにする瞬間です。
今年は巣箱3群からのスタート。密閉していた巣の入り口を開けて、元気なミツバチたちが、少しずつ大通の空にとびたちます。花を見つけて、またこの同じ巣にもどってくるのです。隣りの巣でもなく、きちんと同じ巣に。
今回は、NPOのメンバーに加え、いち早くミツバチを見ようと様々な人が集まりました。昨年から新たにメンバーとして加わった作業所のみなさん、プロのガーデナーや、ミツバチが大好きという高校生など。
さっぱちの創立当初から養蜂の指導をされてきた城島常雄さんが今年初めに他界され、「しっかりひとり立ちしていくためのチャレンジの年なんです」と、ミツバチのお世話をする本田真琴さん。
この日は、冬の間不在だった屋上をみんなできれいにお掃除。緑化のプランターも手入れしていると、ブルーベリーの苗が到着!あちこちで、それぞれの「わくわく」がはじけ出している、そんな屋上の風景でした。
ミツバチを見たい、ミツバチのことをもっと知りたいという方は、個人会員になれば見学することが可能とのこと。まずは、さっぱちのサイトまでご一報を。
サッポロ・ミツバチ・プロジェクト
http://sappachi.com/