「三井アウトレットパーク 札幌北広島」を舞台に展開されている「絆プロジェクト」をご存知でしょうか。
新型コロナウイルスによってダメージを受けた北海道の生産者様を少しでも応援したいという目的でスタートしたプロジェクトです。
今もなお世界中が混乱するなか、道内の生産者・事業者が大きな痛手をこうむり、また学校の部活動も練習の成果を発表する機会がなくなるといったことも起きています。
そうしたなかで三井アウトレットパーク 札幌北広島として何かできることはないかと考えたなかで生まれました。道内各地の美味しいものを集めたフェアや学校の発表・展示会等を開催し、お客様に喜んでもらえるプロジェクトを多く展開しています。
プロジェクトの趣旨を記したロゴマーク
しかし、施設運営者だけでは各地の生産者・事業者とのネットワークなどの課題があります。そこで、館内のお店にも協力を求め、そのネットワークを活かしてプロジェクトを進めることとなりました。
美味しいものを集めたフェアを開催する際の主軸パートナーとなっているのが「北海道ロコファームビレッジ」です。こちらは「三井アウトレットパーク 札幌北広島」の1階に出店する大型店で、「北海道のおいしいものが揃った店」がコンセプト。世界のブランドが軒を連ねるアウトレットパークの中にあって、朝に収穫した野菜が前面に並ぶ同店は一見異質ですが、食の大国・北海道のブランドを発信するという視点で見ると「なるほど」と感じる店舗です。
ロコファームビレッジでは北海道のおいしいものを集めるとともに自社ブランドも展開。2019年の調味料選手権へ初出品しグランプリを獲得した「雲丹醤油」は店内でも大人気
同店の泉晃総支配人は絆プロジェクトの話を聞いた時「ぜひやろう、絶対にやるべきだと感じました。私どものお取引先である生産者さんや事業者さんも他の業界と同様に新型コロナウイルスの感染拡大によって大変な苦境の中にあります。個々人や一つの会社だけではどうにもならないけれど、この大型施設を舞台に、連携して実施できれば、元通りとはいかないまでも、少しでも状況を改善できると思いました」と言います。
そこで昨年夏、「絆プロジェクト」の第１弾として、ロコファームビレッジのネットワークを活かして、北広島、小樽、夕張、旭川など北海道のおいしい特産物を一堂に集めた「食べて応援！道産食品おいしいものマルシェ」を開催。このフェアを皮切りに、絆プロジェクトは以降、毎月1回、継続的に実施されています。道内各地から「ぜひ参加したい」という声も届くようになり、また利用者にとっても、普段は目にすることがない商品が並ぶフェアは魅力十分。
北海道の絆プロジェクトの第1弾として2020年7月に開催した「食べて応援！道産食品おいしいものマルシェ」
そして、フェアの時期に合わせて、例えば発表の機会がなくなった近隣の高校の吹奏楽部による演奏会を組み合わせ、頑張ってきた部活動の成果を多くの人に聴いてもらうことで、相乗効果を生む工夫も行っています。他にも2023年に本拠地を北広島市に移転する北海道日本ハムファイターズとの連携、北広島市を舞台にした漫画のパネル展など、北海道の食の魅力と相まって大きな成果を上げています。
ロコファームビレッジで、このプロジェクトの窓口となり、企画・運営を担当する高橋和昌さんは「各地との調整など大変なことはもちろんありますが、今まで関わることがなかった方々と知り合え、同じ方向を向いて実施し、そしてお客様にも喜んでいただけるので、本当にやりがいがあります」と言います。
地元、そして北海道の人をつなぐ「絆プロジェクト」は今後も進化を続けます。
絆プロジェクトはテナント企業とのパートナーシップで展開される。左から三井不動産商業マネジメント株式会社で同プロジェクトを担当する松田任史、ロコファームビレッジの窓口として奮闘する高橋和昌さん、取締役総支配人の泉晃さん
＜過去の実施テーマ例＞
・北海道の絆プロジェクト第1弾「食べて応援！道産食品おいしいものマルシェ」
・北海道の絆プロジェクト第4弾「北の酒まつりin三井アウトレットパーク札幌北広島」
・北海道の絆プロジェクト第12弾「NATURE LEARNING」
＜今後の予定＞
・北海道の絆プロジェクト第16弾「食べて応援！秋の大収穫祭」(10/8～10/10・10/15～10/17)
三井アウトレットパーク 札幌北広島 
〒061-1278 北海道北広島市大曲幸町3-7-6
011-377-3200 （受付時間 10:00～18:00）
https://mitsui-shopping-park.com/mop/sapporo/
