小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第44回

(日本語) 久恋の積丹半島をさぐる日(幸田文)

あらすじ

作者は雑誌社の企画で、積丹半島を旅行した。岩内やニセコ国定公園の雷電海岸をはじめ、余市から積丹半島の漁村を周る日程である。その時の様子を、紀行文の形で記した。

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幸田文(こうだ・あや)

1904(明治37)年~1990(平成2)年、東京都出身。随筆家、小説家、日本芸術院会員。女子学院(現女子学院高等学校)卒。24歳で結婚するが、10年後に離婚。1957(昭和32)年に長編小説「流れる」で新潮文学賞受賞。代表作は「おとうと」「黒い裾」。父は作家の幸田露伴、娘の青木玉も作家。
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