小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第70回

(日本語) 溯死水系(森村誠一)

あらすじ

江別市のマンションで、水産加工会社の女社長が殺された。凶器はヤス状の鋭器と推測。江別署は、犯人は顔見知りの可能性が高いと見て捜査した。その後、被害者と面識があり、石狩川でサケの密漁をしていた男を逮捕するが、容疑を否認。その後の捜査で警察は、意外な犯人を突き止める。

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森村誠一(もりむら・せいいち)

1933(昭和8)年~2023(令和5)年。 埼玉県熊谷市出身。青山学院大学文学部卒。作家。ホテルマン、ビジネススクール講師を経て、1969(昭和44)年に『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞受賞。1973(昭和48)年、『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞受賞。代表作に、『人間の証明』、『悪魔の飽食』。
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