小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第71回

(日本語) ジョバンニの島(杉田成道)

あらすじ

小学生の瀬能純平は弟、父、祖父の4人で色丹島で暮らしていた。1945(昭和20)年9月2日、島はソ連(現ロシア)に占領された。父は食料の隠匿で逮捕。その後、強制移送先の樺太(現サハリン)で父の居場所が判明し、兄弟は列車に乗って会いに行く。

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杉田成道(すぎた・しげみち)

愛知県豊橋市出身。慶応義塾大学文学部卒。演出家、映画監督。1967(昭和42)年、フジテレビ入社。1981(昭和56)年より、『北の国から』シリーズのディレクターを担当。1992(平成4)年、芸術選奨新人賞受賞。代表作は、『願わくは、鳩のごとくに』。
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