小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第36回

(日本語) 唐牛伝 敗者の戦後漂流(佐野眞一)

あらすじ

60年安保闘争の時に全学連委員長であった北大生の唐牛健太郎の生涯を、誕生から学生運動そして安保闘争後までをドキュメンタリータッチで描き、さらに綿密な取材とインタビューを通して、その時に関わった人々やその後の人生に迫る。

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佐野眞一(さの・しんいち)

1947(昭和22)年~。東京都葛飾区出身。ジャーナリスト、ノンフィクション作家。早稲田大学第一文学部卒。卒業後、音楽出版社を経てフリーに。1997(平成9)年に「旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2003(平成15)年から2012(平成24)年まで、開高健ノンフィクション賞選考委員を務める。代表作に、「東電OL殺人事件」、「甘粕正彦 乱心の曠野」。
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