小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第57回

(日本語) 岬へ(瀬戸内晴美)

あらすじ

雪のある岬や流氷を見たくなった筆者は、東京から空路釧路へ。そして、釧路から花咲線(根室本線の釧路~根室間の愛称)を利用して根室まで行き、夕方に流氷を見た。翌日、車で落石岬にある落石無線電信局跡を訪れた。

Sorry, this entry is only available in Japanese.


瀬戸内晴美(せとうち・はるみ)

1922(大正11)年~2021(令和3)年。徳島市出身。作家、尼僧。東京女子大学国語専攻科卒。1963(昭和38)年、『夏の終わり』で女流文学賞受賞。1973(昭和48)年に出家。2006(平成18)年、文化勲章受章。代表作に『花に問え』、現代語訳『源氏物語』。
Share this article