小説家の筆が描いたまち。書かれた時代と現在。土地の風土と作家の視座。
「名作」の舞台は、その地を歩く者の眼前に何かを立ちのぼらせるのだろうか。
*この連載は、作家の合田一道氏が主宰するノンフィクション作家養成教室「一道塾」(道新文化センター)が担当しています。
第58回

(日本語) 空知川の岸辺(国木田独歩)

あらすじ

文筆家の国木田独歩は、日清戦争の従軍記者として華々しい活躍をして帰国した。熱心なキリスト教徒でもあった独歩は、自然の神秘にひかれて北海道の開拓に理想の地を求めた。土地の選定をするために明治28年9月、北へ旅立った。

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国木田独歩(くにきだ・どっぽ)

明治4年(1871)から明治41年(1908)。千葉県銚子で生まれ、広島県や山口県で育つ。クリスチャンで、詩人、ジャーナリスト、小説家、編集者として活躍する。『武蔵野』『牛肉と馬鈴薯』などの作品があり、自然主義文学の先駆者となる。
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